エクステリア・ガーデン・造園業に特化した、メーカー・商社・施工店経営者・職人の為の業界専門誌『EXTERIOR WORK』に、浅田代表のインタビュー記事が2019年11月号より2020年2月号に渡り掲載されました!
インタビューでは契約率の高さの秘密を様々な視点から深掘りされています。
設計から施工まで一貫して担当し、CADを使った図面の作成や商品知識などでお客様に取ってより良いサービスが出来ますよう心掛けており、そのような日々にクローズアップされた記事になっております。
【1】〈インタビュー〉成約率の高い販工店様にそのヒントを見る
◆インタビュー◆
ベストガーデン株式会社 代表 浅田淳平
兵庫県明石市にて2019年4月より株式会社に。
個人事業主としては2003年11月よりスタート。
クラッソーネが提供しているマッチングサービスでは、成約率50%を誇る。
CADを使った設計から現地での施工までオールマイティーにこなせる守備範囲の広さ、お客様ひとりひとりにじっくり丁寧に向き合う対応力を高く評価されている。
一人親方の強みを存分に発揮
井出
まずは、ベストガーデン様の現在の状況を少しお聞かせください。近年の契約数はどれくらいですか?
浅田
2018年は53件、2017年は56件でした、今年は9月現在で32件です。月単位で見ると忙しい時で4件ほどですが、本音としては2件の同時進行がお客様としっかり向き合えるので理想的です。
井出
ベストガーデン様は浅田さんの他に従業員の方は?
浅田
手伝ってもらっている従業員は一人です。主に現場でのアシスタント的な役割で、私のサポートをお願いしています。
井出
では、いわゆる「一人親方」という業態に近いですね。エクステリア販工店様と言っても大小さまざまな規模や業態がありますが、浅田さんのような一人親方は打ち合わせの進みも早いですし、部署間での伝達ミスが起こりにくいなどのメリットがありますね。
浅田
特に私の場合は自分でCADを使いますので、お客様からの要望を直接聞き、それを反映した設計図を自分で描けるということが役立っていますね。図面をお見せしながらの打ち合わせでも、お客様から言われた「ここをちょっとこうしてほしい」などの変更希望をその場ですぐCADで描き変えてお見せできるメリットが大きいと感じています。
井出
営業と設計が別の担当だと、「描き変えて後日お持ちします」となり、お客様に多くのお時間をとっていただくことになりかねません。打ち合わせが非常にスムーズですね。他社との相見積もりの時に、お客様も他社と比べてそのスムーズな打ち合わせをきっと実感されていると思います。
集客手段は主にマッチングサービス
井出
現在は下請け受注はされていらっしゃらないのでしょうか?
浅田
去年までは下請け仕事ももらっていましたが、今はほとんどエンドユーザー様からダイレクトに契約を頂いています。外構業者になる前はリフォームや内装の下請け業者でしたが、自分でCADが扱えるようになってから、「元請業者から『自分で動けるなら独立したら?』と嫌味の意味で(笑)言われたことがきっかけで個人事業主になりました。
井出
やはり下請け仕事より元請け仕事のほうがやりやすいですか?
浅田
ハウスメーカーを挟んでいると、現場で何か問題が起きた時に非常に時間がかかったり、変更や追加の工事が生じても追加料金をもらえないことが多いので、やはり負担が大きかったですね。私自身もお客さまとお話しするのが好きですし、ご要望を直接聞いて自分なりにお客様の好みを探って図面を描いているほうが楽しいという理由もあります。
井出
しかし、下請け仕事を請けないとなると自身で集客力を高めていかなくてはなりませんが、現在は主にどのようなツールでお問い合わせを頂いていますか?
浅田
現在、半分以上はクラッソーネさんのマッチングサービスにお世話になっています。やはり自分で積極的に営業をかけていかなくても集客してくださるというのは非常に助かります。土俵に上がってしまえば、できることを精いっぱいパフォーマンスするだけですからね。あとはリピーターのお客様もたくさんいらっしゃいますし、不動産屋さんが弊社をご紹介くださるなんてこともあります。
井出
リピーター様のご紹介も、浅田さんがいい仕事をするからこその集客手段ですね。
浅田
自社ホームページからも多少はお問い合わせをいただくことがあります。もっと問い合わせを頂けるよう、内容を充実させていきたいと考えているところです。店舗ももっときちんとしたものを構えてい きたいですね。
独学でCADを習得、自分次第で独立は可能
井出
では、浅田さんの経歴についてもう少しお聞かせください。エクステリア業界に足を踏み入れたきっかけは何ですか?
浅田
私のまわりに外構業者の先輩がたまたま何人かいまして、活躍されている先輩たちを見ていて、自分もやってみようかなと思ったといういきさつですね。
井出
そこからまずは内装やリフォームの会社に入って働きながらCADを学ばれていたのですか?
浅田
そうです。特に外構や建築関係の専門学校に行ったわけでもなく、本当に独学で少しずつ学んでいったんです(笑)。
井出
そんな浅田さんが今こうして成約率の高いエクステリア販工店さんとなって活躍されているのは、独立を考えられている方にとって非常に励みになる経歴だと思います。
一人親方だととにかく人手が足りなくて忙しいという印象ですが、お休みはしっかり取れていますか?
浅田
家族もいますので、いわゆる大型連休はしっかり休みます。普段の休みは、打ち合わせや急ぎの作業が入っていない日に休むというフレキシブルな感じですね。
井出
お一人ですべてを受け持っているのに必要な休みはしっかり取れているというのも、浅田さんが無駄のない仕事をされているからこそという感じがしますね。
インタビュー第1弾は当社のなかでも高い成約率を誇るベストガーデン様の代表・浅田さんにお話をうかがいました。
いわゆる一人親方と言われる規模ながら、小規模だからこそその強みを存分に活かせていることが伝わってきたと思います。一人親方の販工店様だと、図面は外注しているとか、手描きで済ませている方も少なくないと思います。
しかし、より正確にお客様に設計イメージを掴んでいただくにはやはりCADを使用するほうがベターです。浅田さんのように、お客様の目の前でCADを使って図面を描けたり変更できるとなればお客様にとっても「スムーズな打ち合わせができる販工店さん」という印象に繋がりますし、何よりも打ち合わせ回数が少なく済みます。
その辺のフットワークの良さも「この販工店さんにお願いしてみよう」と思って頂ける要素の一つではないでしょうか。
【2】〈インタビュー〉成約率の高い販工店様にそのヒントを見る
◆インタビュー◆ ベストガーデン株式会社 代表 浅田淳平 兵庫県明石市にて2019年4月より株式会社に。 個人事業主としては2003年11月よりスタート。 クラッソーネが提供しているマッチングサービスでは、成約率50%を誇る。 CADを使った設計から現地での施工までオールマイティーにこなせる守備範囲の広さ、お客様ひとりひとりにじっくり丁寧に向き合う対応力を高く評価されている。
こちらのコラムでは、エクステリア販工店様がマッチングサービスを利用するメリットについて詳しくお伝えしています。全国約1200社(2019年9月末時点)の販工店様と提携している弊社ならではのデータや観点を通して、「選ばれる販工店とは?」というテーマでも掘り下げていきたいと思います。
前回からスタートしたこのインタビューシリーズは、弊社のパートナー販工店様の中でもトップレベルの契約率を誇るベストガーデン様の代表、浅田淳平氏をお招きしてお話をうかがっています。
お客様のニーズを的確に掴むその対応力と、他社と常に比較されているエクステリア業界の中で「ここにお願いしてみよう」と思わせる理由をじっくり探っていきます。
設計・見積り・施工、すべてを担うからこその対応力
井出
ベストガーデン様はいわゆる「一人親方」と呼ばれる業態に近い販工店さんということを前回のインタビューでおうかがいしました。販工店様の規模は大小さまざ目で、ベストガーデン様は小規模であるゆえの強みを存分に活かした対応をされていらっしゃることが分かりました。 では、例えば具体的にどんな場面で強みを発揮できていると感じていらっしゃいますか?
浅田
やはり、打ち合わせ、設計、見積り、発注、施工とすべての行程を自分で受け持っているので、工事にかかわるすべてを把握しているという面でスピーディーに返答、回答、ご提案ができていると感じています。
井出
「ここをこう変更したらいくらくらいになりますか?」とか、「ここにこれを作ると工期は伸びますか?」など、打ち合わせの際にお客様が質問されることに即座に答えられるということですね。
浅田
そうなんです。咄嗟の大まかな計算や提案変更がその場ですぐにできると、お客様にも「話が早い」と感じていただけますし、例えば営業と設計が違う担当者だと「この要望が正確に伝わるのだろうか?」という不安を感じる方も多いようですから、その辺も安心していただけているようです。
井出
営業と設計と現場が別の担当者になるとどうしても質問の回答が遅くなりますから、お客様としては他社との打ち合わせの違いをとても明確に感じられるでしょうね。
浅田
特に私は自分でCADを使って設計をするので、そのプランの長所を自分でプレゼンしながら金額も出せるのは、自分としても非常にやりやすいです。
8割は契約に繋げられる打率の高さ
井出
お客様にとって「話が早い」「臨機応変さ」というのは大きな決定打になり得る要素だと思いますが、だいたいどれくらいの割合で契約に至っていますか?
浅田
会って直接打ち合わせをさせてもらえれば、8割近くの確率で契約に至りますね。
浅田
販工店さんの中には、見積書や設計書をポストインしたりメールで送ったりという対応をされているところもあるかと思いますが、やはり直接お会いして自分の言葉で説明することがとても重要だと感じます。
井出
浅田さんの場合ですと、お客様のライフスタイルやお好みを直接聞いて、それを元に自分でプランを作り、自分で全部説明できるというのはかなりの強みですよね。その中でも特に打ち合わせ中に気を付けていることはありますか?
浅田
お打ち合わせをしていくうちにお客様のエクステリア知識や熱量が増えていき、「もっとこうしてみたい」「でも金額はあまり上げたくない」という要望がどんどん出てくることってあるじゃないですか。
井出
それはもう「販工店あるある」ですよね(笑)。私もたくさん経験しました。
浅田
そういう時はとことん付き合う!ということも決めています。「ちょっとそれは難しいですね」と簡単に却下してしまうようなことはせず、自分にある知識を総動員して、いろいろなアプローチで落としどころを見つけていきます。「できるだけご要望に沿いたい」という私の姿勢も評価していただいているような気がしますね。
現場作業を知るからこそできる実用的な提案
井出
浅田さんが得意とするプランはどんなものなんですか?
浅田
やはり現場で自分で施工するということもあってか、利便性を追求したプランが得意かなと思います。例えば、共働きのご家族だったら宅配ボックスを設置するのもおすすめですが、宅配ボックスを設置するなら夜でも荷物が取り出しやすいように手元に灯りがあったほうがいいとか、灯りがあるなら掃除もするだろうから蛇口も近くに付けましょうとか、より生活に密着した具体的な提案をしていると思います。
井出
実際にその現場を見てご自身で作っていくからこそ、すべて動線で考えられるということですね。
浅田
お客様の趣味や家族構成などから、「実は今のエクステリアはこんなこともできるんですよ」というご提案をしてみると、「そんなことができるんですか⁉ やってみたい!」という反応をいただくこともよくあります。金額面もすべて頭の中に入っているので、「でも予算内に収まらないんじゃ…?」という不安を抱く方にも、その場で「大丈夫です!」と言えることも大きいですね。
井出
私もたくさん経験してきましたが、「建物のほうで予算がいっぱいだから、外構は最低限でいい」という方もたくさんいらっしゃいませんか?
浅田
いらっしゃいますね。「DIYで自分でやるからいいです」とか。そういう場合、「DIYでやってみたけど、すぐに壊れてしまった」というご相談を受けてうかがったお客様の外構写真をしっかり撮っておいて「ご自身でやるとこうなる場合もあるのでご注意くださいね」と、その写真を見ていただいたりします。
井出
なるほど。例えば、「カーポートはいずれ付けたいと思っているけど今は予算が無いから付けなくていいです」という方なんかも多いですよね。
浅田
そういう場合は、予算を超える無理な提案はせずにその時にできる範囲の工事をしますが、リピートにしっかり繋がっていくような設計をします。そういう意味で、あえて予算以上の図面をお見せすることもあります。「将来的にこんな風に仕上げていけると素敵だと思います」と感じで。
井出
リピート工事の種まきをしておくということですね。初回の工事で誠意ある丁寧な仕事をすれば必ずリピートに繋がっていきますから、そういうことが長くお付き合いしていけるコツなんですね。
今回のお話の中では、「一度打ち合わせができれば8割近くは契約に持っていける」ということが非常に印象的でした。
せっかく時間を割いて打ち合わせをして見積書を作っても、最終的に選んでもらえなければ意味がありません。決して利幅の大きくないエクステリア業界。無駄のない仕事は利益率の上昇にも直結しますので、「お客様の要望にはとことん付き合う」ことと、「直接会って自分の言葉で説明する」ことを面倒がらずに徹底することが非常に重要ということですね。
次号は、浅田さんが取り組んでいるリスクヘッジについておうかがいしていきます。
【3】〈インタビュー〉成約率の高い販工店様にそのヒントを見る
◆インタビュー◆
ベストガーデン株式会社 代表 浅田淳平
兵庫県明石市にて2019年4月より株式会社に。
個人事業主としては2003年11月よりスタート。
クラッソーネが提供しているマッチングサービスでは、成約率50%を誇る。
CADを使った設計から現地での施工までオールマイティーにこなせる守備範囲の広さ、お客様ひとりひとりにじっくり丁寧に向き合う対応力を高く評価されている。
こちらのコラムでは、エクステリア販工店様がマッチングサービスを利用するメリットについて詳しくお伝えしています。全国約1200社(2019年9月末時点)の販工店様と提携している弊社ならではのデータや観点を通して、「選ばれる販工店とは?」というテーマでも掘り下げていきたいと思います。
前回に引き続き、今回も弊社とお付き合いのある販工店様の中でもトップクラスの成約率を見せるベストガーデン様の代表・浅田淳平さんをお招きしたインタビューをお送りしています。
今号では、トラブルの起こりやすいエクステリア業界の中で、浅田さんが行っているリスクマネジメントやクレーム対応などについて聞かせていただきたいと思います。
誠意をもって伝えれば通じる人もいる
井出
エクステリア販工店様ではどこの担当者も頭を悩ませているのが「もっと安くしたい」というお客様の声だと思います。
浅田
大きな買い物ですし、1万円でも安く!という気持ちは、私もいち消費者としてもちろんよく分かりますけどね。
井出
中には「ちょっとやりすぎでは」という行動を取られるお客様もいらっしゃると思うのですが…
浅田
その辺は我々としてもNG行為のルールブックみたいなものがあるわけではありませんから、お客様の良識に任せるしかないんですよね。以前に私が描いたプランを「この図面をハウスメーカーに渡して、もっと安くやってもらう」と言われたことがありました。
井出
それはすごいですね(笑)。こっそりではなく、堂々と宣言してしまうあたりに悪気がない感じがします。どう対処されたのですか?
浅田
このプランはお客様のご希望やライフスタイルを私がしっかりとヒアリングして、生活のしやすさを考えて私が作ったものであって、このプランになった背景を知らない販工店に急にこの図面だけ渡して、最後まで責任をもってやってくれるでしょうか?ということを誠意をもってきちんと言明しました。
浅田
なりました! 正直言って「失礼な人だな」という気持ちもありましたし、逆ギレされたら嫌だな、なんて気持ちもありましたが、井出さんも感じ取られたように、それほど悪気なく言ったんだろうな…と私も感じたので、恐れずにきちんと伝えました。「誠意をもって伝えれば通じる人もいる」ということが分かって、いい経験になりましたね。
成約後のトラブルをできるだけ防ぐために
井出
契約して工事が始まると、いろいろなクレームやトラブルに直面する場面が多いのがエクステリア工事ですが、リスクヘッジという意味で前もってされているいらっしゃることはありますか?
浅田
まず、お打ち合わせの段階で可能性のあることはすべてお話ししておきます。コンクリートの仕上がりなど、その時の天候・気候に左右されて完璧に綺麗な仕上がりにならない場合もありますからね。
井出
コンクリートの表面にヒビが入ってしまったというのはよく聞くトラブルですが、浅田さんはどのように対応していますか?
浅田
生コン業者を現地に呼んで品質保証の紙をお客様に見てもらい、決して手抜き工事ではなかったことをご説明します。きちんと基準に沿って施工した上で起こってしまったということをご理解いただければ納得していただけることがほとんどですね。
井出
気候や天候によってヒビが入ることがあることを前もってご説明しておけば、より納得していただきやすくなりますよね。そのような明らかな問題ではなく、「気に入らなかったから直してほしい」というお客様にはどうされていますか?
浅田
基本的にはやり直します。でも直しても綺麗になるか分からないこともありますので、そういう場合は値引きで対応することもありますし、デザインとしてうまく直すこともあります。たとえ私が「これで問題ない」と思ったとしても、お客様が「気になる」と仰るのなら、出来る限りご要望に沿おうと考えますね。
井出
その辺の臨機応変力も現場でご自身が施工されていらっしゃるからこそですね。
浅田
あとは、紙面のみの確認で終わらせず、現地でひとつひとつ確認するのもリスクヘッジと言えるかもしれないですね。蹴上げの高さなど、実際にその高さを現地で感じてみないと分かりにくい箇所がたくさんありますからね。面倒くさがらずにひとつひとつすべて現地で確認する、それが一番のリスクヘッジかなと思います。
工事の現場でできるリスクマネジメント
井出
着工してから、クレームや問題が起こらないように気を付けていらっしゃることはありますか?
浅田
現場で施主様にお会いする度に、必ず報告・連絡・相談の「ほうれんそう」と、「何が気になるところはないですか?」とうかがうようにしています。もっと早い段階で「実はここがちょっと…」というお話を聞けていれば、ここまで時間とコストがかからなかったのに、というケースを多く経験してきましたので。
井出
本当は気になっているのに、遠慮してしまって自分から言い出せない方もいらっしゃいます。「あとでまとめて言えばいいや」という方なんかもいらっしゃいますからね。
浅田
その場では「気になるけど瑕疵というほどでもないし、まあいいか…」と気持ちをおさめても、日々生活していく中でその箇所を目にするたびに「やっぱりちょっと…」という引っかかりがずっと残ってしまうのも、せっかく弊社を選んでいただいたのにこちらとしても残念ですからね。
井出
つい自社都合で動いて連絡もせずに急遽工事に入ったり現場を止めたりなど、お客様のご都合を二の次にしてしまう販工店さんもお見かけします。そうではなく、常にお客様目線で考えて動くということがとても大切ですよね。
浅田
なので、土木工事などの担当外の箇所でも「ここはちょっと雑だな」と思えば、施主様に「担当者にこう伝えたほうがいいですよ」というアドバイスなんかもしてあげるようにしています。その担当者にしてみたら「余計なことを…」と思われているかもしれませんけどね(笑)。
井出
でもお客様にとってはもちん有難いアドバイスですし、「親切な外構屋さん」という印象にもなりますから、今後に繋げていくためにも大切なことですよね。
浅田
やっぱり、お住まいを建てるのは一生で何度も無いとても大きな買い物ですから、絶対に思い残しを作ってほしくないという気持ちが強いですね。金額の大小にかかわらず、「おたくにお願いして良かったよ!」と言われる仕事をしていきたいですし。
お客様にとって非常に大きな買い物であり、買い直しのきかない買い物という性質ゆえに、クレームが起こりやすいエクステリア工事。
貴重な時間や人手、利益を守るためには「報・連・相」「お客様目線」という当たり前のことを面倒がらずにコツコツ実践していくのが一番のリスクマネジメントというお話でした。
インタビュー最終回となる次回は、新築着工件数の減少が避けられない時代を迎えるにあたり、浅田さんが考えるエクステリア業界が進むべき未来、描いている展望などについてうかがっていきたいと思います。
【4】〈インタビュー〉成約率の高い販工店様にそのヒントを見る
◆インタビュー◆
ベストガーデン株式会社 代表 浅田淳平
兵庫県明石市にて2019年4月より株式会社に。
個人事業主としては2003年11月よりスタート。
クラッソーネが提供しているマッチングサービスでは、成約率50%を誇る。
CADを使った設計から現地での施工までオールマイティーにこなせる守備範囲の広さ、お客様ひとりひとりにじっくり丁寧に向き合う対応力を高く評価されている。
こちらのコラムでは、エクステリア販工店様がマッチングサービスを利用するメリットについて詳しくお伝えしています。全国約1200社(2019年9月末時点)の販工店様と提携している弊社ならではのデータや観点を通して、「選ばれる販工店とは?」というテーマでも掘り下げていきたいと思います。
前回に引き続き、今回も弊社とお付き合いのある販工店様の中でもトップクラスの成約率を見せるベストガーデン様の代表・浅田淳平さんをお招きしたインタビューをお送りしています。
今号では、トラブルの起こりやすいエクステリア業界の中で、浅田さんが行っているリスクマネジメントやクレーム対応などについて聞かせていただきたいと思います。
(注: リード文は第10回のものがそのまま掲載されているようです)
資格はお客様に安心していただくため
井出
これまでのインタビューで、浅田さんが高い成約率を維持できるその理由をたくさん聞かせていただきました。このインタビューシリーズ最終回となる今回は、浅田さんが見据えるベストガーデン様の今後、エクステリア業界の未来についておうかがいしていきたいと思います。
浅田
法人になってからはまだそれほど会社の歴史がありませんので、これからやりたいことはたくさんあります。
井出
法人になってから始めたことは何かありますか?
浅田
LIXILが開催している勉強会には足を運ぶようにしています。
井出
LIXILのショールームで行われている商品説明会ですか?
浅田
そうです。外構のプロといってもメーカーさんの商品をすべて扱ったことがあるというわけではありませんし、知らない商品も意外とあったりします。新商品もどんどん出てきますので、いつまでも昔のままの知識だけでお客様にベストの提案ができませんからね。
井出
お客様におすすめするときに、自分も実際には見たことがないというのは説明する側としても自信を持ってプレゼンできませんしね。
浅田
他にもLIXILの資格であるエクステリアマイスターなどの資格も有りますし、そこで学んだ知識が実際に現場で活かせるかどうかは別にするにしても、お客様にとって安心材料のひとつになるんだとしたらそういうものは積極的に取得していこうと思っています。安心していただくためという意味では、店舗のほうも整えていきたいと考えています。
井出
どこにどんな事務所があるか分からない業者よりも、綺麗できちんとした事務所で最初のお打ち合わせができればお客様の第一印象もかなり違いますよね。
リフォームがメインになる時代へ
井出
これから先、確実に新築住宅の着工件数が激減する時代を迎えるわけですが、それにあたって何か対策のようなものはお考えですか?
浅田
やはりこれまで以上にリピーターさんとのつながりを強くしていかなければならないと考えています。
井出
住宅全体としても、空き家を活用していこうという動きが高まっていますので、中古住宅の需要が増えていくことも間違いないですしね。
浅田
そうなるとリフォームの仕事を積極的に受けていくようになると思いますので、いま新築で施工させていただいているお客様にも、リフォームの種まきとして今後のメンテナンスなどについてもしっかりお話ししておくようにしています。
井出
外構はどうしても完工後にお客様との接点が設ける機会があまりありませんからね。
浅田
せっかく当社を選んでくださったのですから、ご縁を切らさないよう、6ヶ月点検、1年点検などをレギュラー化して私の顔と名前を覚えていてくださるようにしていこうと思っています。ご縁が続けばお子様の代、お孫さんの代と長きにわたってお付き合いができる仕事ですから。
業界のイメージ向上へ意識を向ける
井出
それでは最後にお伺いします。エクステリア業界全体に向けての展望などはありますか?
浅田
お客様はいまだに建築業界の人間に対して「怖い」というイメージを強く持たれているようです。確かに、金髪だったりピアスをたくさん空けていたりする職人さんもいますので、気持ちはよく分かりますね。そういう身なりでも真面目に頑張ってくれる職人さんももちろんいるんですが。
井出
中には自分都合で工事を進めたり止めたりしてしまう業者もいますし、業界全体としてはあまりいいイメージを持っていただけない方もまだ多いですね。
浅田
身なりをきちんとすることや、お客様目線で動くことは社会人としていちばんの基本のはずなんですが、この業界はまずそこから直していかないといけないと強く思います。
浅田
そこも結局、やりがい・賃金・労働量などのバランスがうまく取れていないせいだと思いますので、屋外の過酷な仕事でも「やってみたい」と思えるような環境を整えてあげるためにも、業界全体がもっと潤わなくてはいけませんよね。
井出
時代やシステムが変わって衰退してしまう業界もありますから、住宅着工数が激減する時代を迎えるにあたり、業界全体としてもっと元気になっていかないといけませんね。
浅田
着工数が減るとはいえ、住まいは生活における基盤ですので必要不可欠なものであり、無くなってしまうものではありません。他業界に負けじとIT技術なども積極的に取り入れて人材不足やトラブルをカバーしつつ、自社も他社も共存共栄で業界を盛り上げていきたいですね。
全4回にわたってベストガーデン様のインタビューをお届けしてきました。
日本全国のエクステリア販工店様とお付き合いのある弊社から見ると、販工店様によって成約率は本当にまちまちです。
お客様に選んでいただけるその理由は単に「安かったから」というだけではありません。常に他社と比較されるエクステリア業界ではもちろん価格も企業努力を重ねなくてはいけませんが、ベストガーデン様の対応に見られたように「誠意をもって、お客様目線で、スピーディーに」という姿勢はお客様に高く評価されます。
自社の強みはそれぞれだと思いますが、「誠意をもって、お客様目線で、スピーディーに」はどの販工店様でも、どの業界でも根幹に持っておべき姿勢。
これから業績の伸び悩みを抱える時代がエクステリア業界全体にやってきます。その時に自社を支えてくれる心強いリピーターさんを多く獲得しておくためにも、改めてその基本姿勢を見直しておきたいですね。